Message代表メッセージ

代表取締役社⻑山口 雄二

殺菌・洗浄・制御の
高い技術力をもって、
世界の食を支え続ける

1947年に創業した岩井機械工業は、牛乳の脂肪分を分離する「セパレーター」の開発と販売からスタートしました。その後、国民生活の向上とともに牛乳の生産量が増加する中で、乳製品機器単体の製造販売から設備全体の受注を手掛けるようになりました。時代と共に設備が自動化・大型化する中、乳業以外の飲料や食品業界にも事業を拡大していきました。現在では、食品・飲料業界に対し、殺菌・洗浄・制御の3つの技術を中核に主要機器の開発から製造設備・工程全体の設計・施工、納入後のメンテナンスまでを一貫して行う、わが国トップのプラントエンジニアリング会社に成長しました。私たちのお客様は、扱う商品はもちろん、その生産量、従業員数など、規模・人数がすべて異なります。このためコストや納期などの制約がある中で、その工場にとって最適な設備をご提案することが求められます。また、お客様が新商品を開発する場合は、それに合わせた主要機器や制御システムの構築など、設備のアップデートも必要不可欠です。こうしたお客様の期待に応え続けてきたことが食品・飲料業界における当社の圧倒的なシェアにつながっていると思いますし、当社はこれからも「顧客対応力世界No.1企業」を目指し、努力を続けていきます。

今後さらに力を入れようと考えているのが、海外への拡大と、省エネや食品ロス削減をはじめとする「持続可能な社会の実現」に向けた取り組みです。乳製品や清涼飲料の消費量が伸び続けているタイやインドネシアをはじめとする東南アジアへの積極的な展開は、企業として成長していくためには欠かせないものですし、CO2の削減や資源を最大限に利用するための仕組みづくりは、企業としての社会的責任であると考えています。お客様である食品・飲料業界は、人々の生活に欠かせない社会基盤であり、事業継続への高い使命を負っています。当社は食のインフラを担う業界の一翼として、世界を確りと支えていかなければならないと強く考えています。

食品・飲料を「好き」になる、
それがプラントエンジニアに
とっての第一歩

さまざまな取り組みに挑戦し続ける岩井機械工業は、かけがえのない一人ひとりの社員によって支えられています。大切にしているのは、あきらめない気持ちと熱い志です。課題を解決するためにはどうしたらいいのか、周りを巻き込み知見を集め、チームの結束力をもって徹底的に考え抜く、そんなたくさんの社員が当社の最大の財産です。一人だけではできないことでも、周りの知恵を借りることであきらめずにチャレンジしてもらいたいと思います。また、みなさんには、商品に対する好奇心をもっていてほしいですね。例えば、私は様々な商品に変化する牛乳が好きです。そのまま殺菌をすれば牛乳ですが、脂肪分を調整すれば低脂肪牛乳や生クリームになりますし、発酵させればヨーグルトにもチーズにもなります。この用途の幅広さが牛乳の魅力ですし、とても面白いと感じています。このような食品・飲料の成り立ちや、より美味しくするための工夫などを考えることからプラントの設計は始まります。まずは、私たちのプラントがうみだす食品・飲料に興味と関心をもってほしいと思います。私たち岩井機械工業は、社会的な使命と責任を果たしながら、お客様のためにベストを尽くし続ける技術者集団です。当社には、仕事を通じて自らの専門性を磨き、仲間とともに成長できる環境があります。ぜひ一緒に、持続可能な社会の実現とともに、豊かで明るい未来を築いていきましょう。